テレビに一切出ない吉田拓郎氏が、ジャニーズのアイドルとレギュラー番組をするというので話題になり、毎週土曜夜は楽しみに観ていたものです。

今回、最後のテレビ出演という潔さは、やっぱり拓郎氏らしい生き様だと思います。もちろん、以前ほどの精彩はなく、声も出ておらず、やつれた感じは否めません。ですけど、これはこれでカッコいいと思いました。

ラスト涙する姿には、こちらもグッとくるものがありました。生きるうえで、誰しも平等に老いが訪れます。そして、近づく死を感じるようになります。あれだけ音楽業界に偉大な功績を残した吉田拓郎氏も例外ではないことを実感しました。

日頃、NPO活動で終活や居住支援に携わっていますので、たくさんの方々と日々出会います。正直、死と向き合うときもあります。今回、番組で感じた「カッコいい姿」を、お会いする人の様々な人生でイメージしてみたいと思います。

とはいえ、また元気になって復活してほしいです。凝り固まった音楽業界に風穴を空けて、傲慢で生意気で、でも人間味に溢れて人を引き寄せる。誰も真似できないんですから。これからも拓郎氏を応援し続けます。がんばります!ではっ!