連日のニュースで、ロシアのウクライナ侵攻で死者何人との報道を耳にするだけ。実際には、ウクライナ東部では、このような事が起こっているのかもしれません。と、観て思いました、映画『バンデラス ウクライナの英雄』。

確かに、国境から言えばウクライナとはいえ、何もしてくれない政府より、実生活で色々と支援してくれる隣国ロシアとの間で、そりゃ住民も迷います。元々は同じ民族のロシアとウクライナで、見分けもつかない訳ですから。難しい問題です。

ただ、怖いのが、これは正しく今起こっている現実問題。今、ロシアが人道回廊と言って停戦交渉が進んでいて、一瞬は人命を考えているように見えますが…。結局、この映画のように村ごと消滅してしまう布石だけかも知れません。

それと、これは何もウクライナだけの問題ではなく、日本においてもはらんでいます。仮に、沖縄や対馬で他国の支援が大きくなって、住民が「日本より他国がいいや」となれば…どうなるでしょう?果たして、自衛隊を差し向けるのでしょうか?

国のため身を張っているゼレンスキー大統領=バンデラスのように思えます。その反面、日本は非核三原則がありながら、元総理や与党幹部が核シェアリングのことを口にし顰蹙をかう始末。先ず自らが先頭に立って死ぬ覚悟があって、はじめて言葉を発してほしいものです。

もちろん、ロシア側から見れば、プロパガンダ映画と批判する人もいるでしょう。とはいえ、考える意味でオススメする映画です。

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