知床観光船事故…ニュースを見ていると複雑な思いになります。先月、呼子で観光船に乗ったばかりで、あのとき船が沈没する可能性があるなんて、微塵も思いませんでした。そう考えると、恐ろしくなります。

説明会での遺族の方々の悲痛な声、こちらも涙が出ます。社長がいくら説明しても、納得はしないでしょうし、無理と分かっていても「生きて返してくれ」と詰め寄るのも理解できます。

報道では、今の社長は数年前に会社を買収して、給料の高いベテラン社員を解雇して運営していたとのこと。私も経営者なので、気持ちは分かりますが…。そもそも事業の根本を削ぎ落とすてしまっては本末転倒。正しく、私が日頃から言っている「会社は社会の鏡」。会社には公共性が伴っていますので、決して我欲のために私物化してはいけません。

とはいえ、人生は「まさか」と思う出来事が起こりえるものです。私自身、今一度、手綱を引き締め、十二分に気をつけて業務を行いたいと思います。

とにかく、行方不明者が一日でも早く発見されますように。二度とこのような事故が起こりませんように。願います。