日頃、土地売買を行なっていますので、もちろん基地の近くの物件を取り扱ったりします。隣接した物件や眺望できる物件も売買経験があります。正直、基地の中が丸見えの場所を、もし外国の諜報活動に使われると、それは防衛上は問題でしょう。

ただ、この法案以前に、今でも実務上、外国人が物件を購入する際、基地の近く場合は調査が入りますし、規制されたりするので、取り立て法案を通す意味が分かりません。国会質疑のように、何か裏があるように疑うのも、ある意味、そうなのかなぁ…なんて考えたりします。

注視地区といえば、バブル時期に価格上昇を規制するため、届出や許可をしていた時期を思い出します。とはいえ、抜け道があり、実質的な効果はなく、バブル崩壊で自然消滅した感じが否めないので。今回も結局、このようにならないか懸念します。

また、少なからずも不動産価格に影響はあるでしょう。購入を考える際、手続きが付加され個人情報を調べられる基地1キロ以内の物件を、わざわざ買うのか?ってことです。好んで買うか?避けるか?となると、どちらにしても影響はあるでしょう。

国会答弁をみていると、奥歯にものが挟まった言い方ばかりでウンザリします。もっと本音で議論したらいいと思いますねぇ…。個人的には、単純に重要事項説明項目が増えるのが嫌ですけど(笑)。仕事に直結するので動向注視したいと思います。がんばります!ではっ!