先月お亡くなりになった「日本のいちばん長い日」で有名な“歴史探偵”半藤一利さん。今回、NHK番組「半藤一利の遺言」を観ました。実は、俳句や絵画にも精通していたなんて、多趣味だったことにホントびっくりでしたねぇ。

歴史好きの私からすると、半藤氏が語る昭和史にはリアリズムを感じますし、教科書以外のことを様々な角度から表現されるので、ついつい聴き入ってしまいました。しかも、一切イデオロギー色は感じず、無色中道、人として共有できる視点からの発言に至極好感を持ちました。

亡くなる最後、霞んでゆく声で妻へ
「墨子を読みなさい」
「日本人はそんなに悪くはないんだよ」
「ごめんね、ごめんね、先に死にます」

誰も責任取らず戦争を続け、多大な被害を出した過去の戦争。その日本の悲劇的な歴史に警鐘を鳴らし描いた半藤氏が最後に「日本人はそんなに悪くはないんだよ」と言うなんて。泣けてきますねぇ…。このような人が、真の誠の日本人なのかもしれません。

かつて「戦争を知らない子供たち」とのヒット曲がありましたけど、今やその子供たちの子供たちのそのまた子供たち世代。薄れゆく記憶・忘れゆく過去から歴史は繰り返されます。そこへ楔を打つ存在を亡くしたこと、これからの僕ら世代は意識するべきだと思います。

今、コロナ禍で社会通念が劇的に変わろうとしています。もしかして、歴史の転換点に暮らしているのかもしれません。吉野源三郎著の「君たちはどう生きるか」じゃないですけど、しっかりと地に足据えて歩んで生きたいと思います。がんばります!ではっ!