いきなり知人が昼過ぎ訪問してきて「観たい映画があるので行きましょ」と誘われたので、行ってきました。その映画は「パリの調香師 しあわせの香りを探して」。

何ら知識なく観に行ったので、当初は意味が分からず展開も読めませんでしたけど。徐々にフランス語の独立なイントネーションや雰囲気に慣れて、途中からは引き込まれるように観てました。

ストーリーは…。かつてはディオール等の有名な名作香水をつくったアンヌ。しかし、仕事のプレッシャーと忙しさで、突如、嗅覚障害になり地位も名声も失ってしまう。嗅覚が戻った後は、他人との関わりを捨て、ひっそりと暮らしていた。そこに運転手として雇われたギョーム。不器用だけど人の良いギョームは、娘の親権を得る為に新しい住まいや仕事が欲しい。気難しいアンヌに戸惑いながらも、唯一率直にものを言うギョームは気に入られ、少しずつアンヌの心も開かれてゆく。そうしていると、アンヌはギョームにも匂いを嗅ぎ分ける才能があることに気付き、二人は互いに協力し合い仕事をこなしていくようように。アンヌは再び香水をつくりたいと思いを強くする、が、突如また嗅覚を失ってしまう。その後の展開やいかに…。

先ず、調香師との仕事にびっくりでした。どんな香りもつくってしまう技術は見事。日頃何気に暮らしいても、実は様々な香りに翻弄されて生きていること。あらためて知らされました。

昨年、紅白出場した瑛人の香水という曲がヒットして、はじめて「ドルチェ&ガッパーナ」を知ったほど香水には無知なので。54歳になり、気付かないうちに加齢臭をふりまいている?かもしれないことを考えれば、一度買ってみようかなぁ…なんて思いましたねぇ。

ストーリーは、どちらか言えば、淡々と進んでいく感じ。これはフランス映画の特徴なのかもしれません。ただ、これはこれで気軽に観るには心地良い映画です。ぜひ一度、映画館で観てみてください。オススメします。がんばります!ではっ!