信号待ちで突然声かけられ振り向く
「戦争と平和どちらがいいですか?」
と署名板とペンを押し付けてくる
一瞬「その質問おかしくない?」
と思いつつも断りきれずに署名した
「あれだけ人いたのに?何で俺?」
と考えだすとグルグルが止まらなく
区役所のトイレ鏡で顔チェックする
「まっいいか俺の署名で何が変わる」
と勝手に結論出して受給列へ並んだ
同じ世界を別の空間で生きている
誰にも気にされず 誰の視界にも入らず
情けなくて 情けなくて 情けなくて
そんな俺でも ただ一つ続けてる
横殴りの汚い字 書き綴ったノート
かつて熱狂した 自分を取り返す
表紙タイトルは…「闘魂日記」
パチンコ店前通り思わず開く自動扉
賑やか音楽と暖かい風が身体を包む
冷えた心に灯りが点りハッと我帰る
「みんなちゃんと暮らしてるかな?」
姓の変わった元家族よぎっては消えた
部屋に戻り居た堪れなくテレビつける
「おいおいツッコミが甘いぞ甘い」
と国会中継にエキサイトして一人芝居
テーブル上には灰皿缶と空ワンカップ
月一度しゃべる機会は相談員の面談日
同じ世界を別の空間に生きている
誰も傷付けず 誰にも傷付けられず
虚しくて 虚しくて 虚しくて
そんな俺でも ただ一つ続けてる
徒然なるままに 書き続けたノート
かつて憧れた 熱きプロレスリング
表紙タイトルは…「闘魂日記」
誰も悪くない 俺がだらしないだけ
言い訳しない 俺だけ責めればいい
手遅れだけど 謝っても謝りきれない
でもごめん 吹っ切れた俺もいたりする
同じ世界を別の空間で生きてゆく
街中を歩き廻る 捨猫に声かける
淡々と 飄々と 今年祝還暦
そんな俺でも ただ一つ続けてる
俺が生きてきた証 思い詰めたノート
誰か読んだら いつでも燃やしてくれ
表紙タイトルは…「闘魂日記」
by きげん
「戦争と平和どちらがいいですか?」
と署名板とペンを押し付けてくる
一瞬「その質問おかしくない?」
と思いつつも断りきれずに署名した
「あれだけ人いたのに?何で俺?」
と考えだすとグルグルが止まらなく
区役所のトイレ鏡で顔チェックする
「まっいいか俺の署名で何が変わる」
と勝手に結論出して受給列へ並んだ
同じ世界を別の空間で生きている
誰にも気にされず 誰の視界にも入らず
情けなくて 情けなくて 情けなくて
そんな俺でも ただ一つ続けてる
横殴りの汚い字 書き綴ったノート
かつて熱狂した 自分を取り返す
表紙タイトルは…「闘魂日記」
パチンコ店前通り思わず開く自動扉
賑やか音楽と暖かい風が身体を包む
冷えた心に灯りが点りハッと我帰る
「みんなちゃんと暮らしてるかな?」
姓の変わった元家族よぎっては消えた
部屋に戻り居た堪れなくテレビつける
「おいおいツッコミが甘いぞ甘い」
と国会中継にエキサイトして一人芝居
テーブル上には灰皿缶と空ワンカップ
月一度しゃべる機会は相談員の面談日
同じ世界を別の空間に生きている
誰も傷付けず 誰にも傷付けられず
虚しくて 虚しくて 虚しくて
そんな俺でも ただ一つ続けてる
徒然なるままに 書き続けたノート
かつて憧れた 熱きプロレスリング
表紙タイトルは…「闘魂日記」
誰も悪くない 俺がだらしないだけ
言い訳しない 俺だけ責めればいい
手遅れだけど 謝っても謝りきれない
でもごめん 吹っ切れた俺もいたりする
同じ世界を別の空間で生きてゆく
街中を歩き廻る 捨猫に声かける
淡々と 飄々と 今年祝還暦
そんな俺でも ただ一つ続けてる
俺が生きてきた証 思い詰めたノート
誰か読んだら いつでも燃やしてくれ
表紙タイトルは…「闘魂日記」
by きげん
