日頃から、NPO法人みらいあんで遺言普及の活動をしていて、著名人の遺言や名言を調べたりします。今回、たまたま見かけたYouTube動画「広岡達朗の遺言」でしたけど、ホント勉強になりました。

そもそも、僕ら世代でも「巨人の広岡」とのイメージはなく、当時弱小チームだったヤクルトや西武を優勝日本一に導いた名監督のイメージです。ただ、ベンチではいつも怖い顰めっ面で、勝負に拘る非常な采配に批判もあり、余り人気はなかったと思います。

今や御年88歳とのこと。しかし、しゃべりは未だ饒舌でまだまだ健在。番組では高木豊さんが何とかまとめようとするのですが、進行お構いなしに話す姿は現役そのままでしたねぇ(笑)。

私的に印象的だったところをピックアップしますと…


・今は選手に厳しいことを言えないらしいが、立派になるには必ず苦労が必要

・野手はボールを取って当たり前と思うほど練習せなイカン、疲れてからはじめてものになる

・今の選手は太りすぎ、腹筋と背筋で球放るようにならないと

・スピードじゃない、伸びる球を投げること

・球種じゃない、ひたすら低めに投げること

・必勝法70ヶ条、必敗法70ヶ条

・一流の条件は根気と知識、信じたら突き進め

・一流の選手を挙げるなら吉田義男

・病院行ったら怪我が治ると思ったらいかん、ただ単に抑えるだけ

・ドラフト会議はくじ引きやめて下位球団から指名にした方がいい

・頭で分かっても身体で覚えなダメ、できるまで教えるのが監督コーチの仕事

・怪我はするのはインチキしとる証拠、基本通りにしておけば怪我することはない

・セリーグはパリーグにすぐ勝てる、真剣さが違うだけ、セリーグは遊んどる

・セリーグDH制の必要なし、ピッチャーがバッティング練習すればいいこと、屁理屈

・名球会をなんとかせなアカン、損得だけで動いとる

・人に教えるのは自分の勉強になる

・悪いときほど良いものをもらえる、良いときは勉強にならん

・生まれたら死ぬんだから良いことせいや!

・自分の好きなことして、死ぬ間際になって死にたいないって、ふざけるな!

・その時その時いじめられたけど、どうしようか?どうしようか?って、勉強したのが役に立った!

・巨人の広岡でスーツとそのまま終わったら、本当のバカになっていた!


…よくよく見ると、結局、普通のことを言っているだけのように思えます。反面、いかに普通のことが普通にできていないか痛感します。勉強になりました。肝に銘じます。がんばります!ではっ!