先日、土地調査に行った際、いきなり市街化調整地域(市街化を抑制する地域)と分かり、「こりゃアカンわー」と思いつつも、とりあえず、念のために某市役所の都市計画課へ確認に行きました。すると、どうでしょう。「そこは、都市計画法第34条12号で、規制はあるもの、建築可能ですよ!」と言われ、救われ天にも昇る思いでしたねぇ。

私の調整区域のイメージは、数年前、既存宅地制度がなくなり、基本、不動産の市場性なし。ましてや、農地に関しては、区長から水利委員や農業委員会まで雁字搦めで、世襲・癒着で何ともならない…って感じでしたから。

今日、改めて都市計画課へ打ち合わせに行くと、こちらの意向も組んでくれて。道路課や下水道課の方々とも交え、建築する際の手続きはじめ弊害や確認すべきことまで、親切に対応してくれました。しかも、みんな若いバリバリ世代。勉強になりましたねぇ。ありがたかったです。

きけば、このままでは地域の人口減少・少子高齢化が加速して、集落として成り立たなくなる危機感から、調整区域への緩和措置を行なっているそうです。行政も偉いです。ちゃんと考えていますよ。当然、地域伝統を継承し「おらが村」を守ることは必要。しかし、反面、新たな人を受け入れる寛大さも必要です。

テレビのニュースを見て、たまに「日本は大丈夫⁈」と不安になりますけど。いやいや、見捨てたものじゃないですねぇ。現場では、着実に新たな時代へ向けて芽吹いています。将来は、実勢に合わない市街化区域と市街化調整区域の線引きの概念がなくなり、新たな時代と生活様式に合った都市計画法の抜本改正がきっとなされるでしょう。

年齢は54歳、気持ちは20歳!
まだまだバリバリ最前線で!
がんばります!ではっ!