現在、全米ビルボードチャートで通算3週No. 1のBTS『Dynamite』。日本人としては、坂本九の『Sukiyaki』に並ばれた感じですけど、これは見事と言うしかありません。
とにかく、戦略が凄いですねぇ。言葉の意味よりインパクト重視の曲調、清潔感あるビジュアル、ピタリ揃い洗練されたダンス、欧米受けするビデオ構成等々。これは、グラミー賞受賞の可能性はもちろん、全米だけでなく全世界で人気が広がる可能性もあります。
正直、日本のアイドルは、韓国に引き離されていますねぇ。これまで、ピンクレディー、松田聖子、パフィ等々がチャレンジしてきましたけど、100位に入っただけで大きなニュースになる程度ですからねぇ(笑)。以前は、先ず日本での活躍を目にしてからだったのに、既に飛び越えて行ってしまった感は否めません。
ただ、日本表示の『防弾少年団』は、余りにもダサいでしょう。以前にも、『ブラックピンク』と耳にし「色&色?どっちかの色に統一したら?」と思いましたし、韓国グループ名は何気にしっくりきませんでした。とはいえ、『光GENJI』のとき、「紫式部をバカにしてるんか!」と違和感満載だったのが、いつの間にか慣れてきて。今回も、いずれ自然と順応していくのかもしれませんねぇ(笑)。
でも、これは良い傾向でしょう。以前、ブリティッシュインベンションとイギリスのミュージシャンがアメリカを席巻したとき、まだ障壁がありました。今や、CDは買わずに曲は簡単にダウンロードできる国境なきネット時代。韓国に限らず、どの国の人にもチャンスは転がっていると思います。もちろん日本人でも、大きな芸能事務所に所持しなくても、YouTubeで一気に世界へ行ける可能性は大でしょう。
と言いつつ、私的には、田原俊彦・近藤真彦・松田聖子・中森明菜等々もいいですけど、竜鉄也『奥飛騨慕情』・もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』・堀江淳『メモリーグラス』等々も同時にチャートを賑わせて、はじめて安堵感を感じる自分もいます。
よく考えると仕事も同じですねぇ。パン屋で言えば、より美味しいカレーパンの一アイテムに絞り一点突破を目指すか、カレーパンありメロンパンありクリームパンありの多アイテムで多ニーズ対応するか。経営者として、いつも悩まされるところです。
色々と考えさせられるBTSの全米チャートNo. 1。これからも注視していきたいと思います。がんばります!ではっ!