何気にテレビで再放送を見て懐かしく、次々と観たくなり、結局、Amazon  Prime  Videoで26話最終話まで一気に観てしまいました(笑)。

先ず驚いたのが、コナンが最初放送されたのが昭和53年4月4日。その日は、なんとピシャリ、私が小学6年生で12歳の誕生日。そして、設定舞台は地球崩壊後20年を経過した2008年の世界。つまり、1988年には地球が崩壊したとの恐ろしい話しです。

更に話しは深刻な内容です。宮崎駿監督作品には一貫している環境問題はじめ、ファシズムや差別、複雑な人間関係等々、見どころ切口は多々。2020年の現在を照らし合わせても、何ら遜色ないリアルさがより身近に感じます。

また、強烈なキャラクターも見もの。普通は暗くなるのに前向きで明るく未来を切り開くコナンやラナ。意識を変え仲間となるダイスやジムシィやモンスリー。救世主的な存在感のラオ博士。我欲の固まりレプカ。キャラ設定が分かりやすく、よくできていると思います。

きっと、当時の大人は僕ら世代に「もし世界戦争が起きても、このように生きて」とのメッセージを託した感じがしますねぇ。でも、現実は残念ながら、そうなっていません。もしかして、より深刻なのかもしれません…。

現代で当てはまめるなら、太陽エネルギーは核兵器、インダストリアはアメリカ、ハイハーバーは日本であってほしいですねぇ。悲しいことにコナン、ラナ、ラオ博士は見当たらないですねぇ。逆にレプカは沢山思い当たります。これが、ホント怖いことです。

コロナ後、これまでの常識が一変し、新秩序が求められます。そんな時、このアニメは考える指針となるやもしれません。ぜひオススメのアニメです。私自身、微力ながらも大胆に!気持ちだけはコナンで!生きたと思います。がんばります!ではっ!