西日本新聞引用「北九州市は、災害発生の危険性がある斜面住宅地を減らすため、都市計画区域の「線引き」を見直し、居住を制限する第1次候補地に八幡東区の約292ヘクタールを選んだ。対象市民は約1万人、建物は約5400棟に上る。人口減にあえぐ中、将来的にインフラを整備する地域を絞り込む狙いがある。全国でも例のない都市再生の手法として注目されるが、資産価値の下落などの不安を抱く住民は多いとみられ、地元との合意形成は難航が予想される。」との記事。

これは、大胆な政策で一石を投じると思います。仕事で八幡東区の物件を手掛けたことがありますが、確かに急斜面に家が立ち並び車が通れない地域があるのは事実。ましてや、災害になれば、救護が困難になるのは分かりきったことです。

ただ、いくら危ないとはいえ、住み慣れた家を今更移るのは至難の業だと思いますが…。住民説明会がどうなるのか心配です。また、調整区域は本来農地を乱開発から守るもの。従って、このような解釈で指定できるのなら、逆に調整区域解除ももっと簡単に行えるようになるべきです。

いずれにせよ、これからの都市計画の在り方としてのモデルケースになってほしいです。注視していきたいと思います。がんばります!ではっ!