中部法人会青年部の経営セミナーにて。
ブックオフ橋本会長の講演会に参加しました。
あの清水国明さんの姉で、ブックオフの社長まで登りつめた人生…。
いったい、どんな突飛な成功話しがきけるのか!
との期待をしていたんです。

しかし、終ってみて。
その期待が、いかに勘違いだったのか?
じわじわ、…きましたねぇ。

実は、全体を通して、殆どの内容が失敗談。
しかも、経営者なら誰もが感じ経験する事が多く、決して話しを盛りません。
逆に、親近感がわいてきて、スーッと話しが入ってきましたねぇ。

中でも、印象的だったのは、事業がピンチになった時の話し。
普通、経営危機ともなれば、ヤバイと思いサッと身を引く社員が多いでしょ。
そうなると、いくら経営者が踏ん張っても、流れは止められないものです。
ブックオフにも、そんな時期があったらしく、ある店の閉店危機の時のこと。
社員・パート共々一致団結し、“怒りのモチベーション”で乗り切ったそうです。
と、言葉では簡単言いますけど、現場は大変な状況だったと思います。
その時の実直に燃え上がる姿が、人を変え会社を支えている気がしました。

講演の最後に言われたのが…。
“いのちがあれば、何とかなる”“必死になれば、何とかなる”との言葉。
結局、経営に近道はないし、普通の事をより普通にする事、でしかありません。
何か特別な話しがきける!との穿った気持ちで参加した自分を恥じました。
座禅を組んだ時に背中をピシャと叩かれた、そんな感覚で戻ってきました。

後、この場を提供して下さった中部法人会青年部の方々に感謝申し上げます。
ブックオフの橋本会長の話しをきけて、ほんと、良かったです。
気持ちを新たに、これからも業務に取り組んでいきたいと思います!
サッ、がんばります!ではっ!