日馬富士の横綱昇進を正式決定、とのニュース。
大相撲ファンの私としては、本来、喜ばしい事なのでしょうけど。
外国人力士が云々という事でなく、何気に違和感を感じてしまいます。

問題視したいのは、昇進3場所前の成績です。
大関昇進には、3場所の勝ち星が基準になるのに、横綱は2場所だけ。
しかも、その時だけ、優勝かそれに準ずる成績でいいのですから。
だから、横綱になったら、途端に休場だらけ、短命で終った例が多いのでは?

今回の日馬富士の場合、確かに2場所全勝優勝で、申し分ないでしょう。
しかし、3場所前は、8勝7敗の成績で、ギリギリ勝ち越したにすぎません。
しかも、大関時代の平均勝ち星は、決して褒められた成績じゃないですから。
私は、もう1場所保留して、九州場所後ぐらいに検討してもいいと思います。

というか、やっぱり、八百長問題への不十分な対応が尾をひいているのかも?
琴将菊や稀勢の里の甘い大関昇進等々、協会も焦っている感じがしますし。
一旦、全てを瓦解させ、既得権益をなくし、リスタートを切る事が必要でしょ。
先ずは、財団法人を止め、完全独立採算の興行団体に戻る事からです。
創造的破壊、そうしなければ、大相撲人気は、更に落ち込んでいくと思います。

とはいえ、久しぶりに東西横綱の揃う来場所、盛り上がってほしいですねぇ。
そして、公正なルールの下、スリルあるガチンコ相撲を見たいものです。
がんばります!ではっ!