昨日のガイアの夜明けは、マイホーム革命〜中古が変えるニッポンの住まい〜との番組内容でした。いやはや、考えさせられましたねぇ。新築住宅着工件数が減少し、空室率が上昇し、住まいへの新たな定義が求められている中、模索するベンチャー企業の新しい動きがあることを、まざまざと知らされました。

…ただ、どうでしょう。

紹介していた利回り20%のシェアハウス。確かに、共同生活で入居者の負担は少なくて済みますが、元々他人同士・年齢性別職場も異なる状況での生活となると、想定される問題が余りにも多すぎる気がします。私自身、大学時代は、寮で共同生活でしたけど、当時、想像もしない出来事が起こったものですから。何となく投資家が頭で捻り出しただけで、砂上の楼閣のような感じがしてなりません。

また、中古住宅を購入した方に、耐震診断後、問題あればリフォームを行うとの内容については。確かに、物件価値を維持するための一要因にはなるでしょう。しかし、1500万円の物件価格に対して耐震リフォーム工事費が1000万円というのは、どう逆立ちしても、かかり過ぎだと思います。これでは、償却率が悪すぎです。それだったら、今の基準で建築された2500万円ぐらいの新築物件をススメた方が、余程いいような感じがします。何となく危機感を煽る裏で、業者の生き残り戦略が優先されている気がしてなりません。

私が思う、マイホーム革命とは、物件価格をもっと安くすることであって、収入や生活費に対する住まいの負担率を下げることです。そして、業者は、レベルを下げないで、出来る最大限のサービスを提供することでしょう。それじゃ、業者が飯を食えない!といわれるでしょうけど、これも時代の流れですから。ニーズが少なくなれば、淘汰されるのは自然の流れです。番組を観ていると、どうしても、盛り上げようとするスポンサーサイドの意図が見え隠れしてしまって。…いけませんねぇ。

ともかく、余り深読みしないでおきましょう。私は私の道を日々一歩づつ、ですねぇ。縁あって出会った人を大切に。頑張ります!ではっ!