今日たまたま観た「夢をつかめ!門真っ子」とのテレビ番組。門真っ子とは、退職した教員たちが、大阪府門真市の地域の子供たちを対象に開いている無料学習会のことで。その奮闘ぶりを記録したドキュメント番組でした。

中心は、ある少女を追跡していて。番組では、母子家庭との事情もあって、学校を休むようになり、勉強が遅れがちになった子が、無料学習会ですら休むようになってきた状況で、先生が出来る限りの手を差し伸べます。中でも、以前は、将来の夢を“ケーキやさん”って書いてたのに、今の夢は?と聞かれ、「無くなった」と首を横に振るシーンは、夢も希望も語れない問題の深刻さに言葉も出ませんでした…。

最後に、先生が、模造紙に書いたフライシュレン作・山本有三訳の「心に太陽を持て」との詩を黒板に貼って、みんなで大きな声で合唱します。また、この詩の内容がいいんです。決して飾った言葉はないんですけど。思わず、少女に頑張れ!って言いたくなりました。私も、読むだけで、何となくパワーが湧いてきましたし。…ねぇ。

一般的に教育といえば、直ぐ学校に行って!と発想しますけど。果たして、それが、イコールでしょうかぁ。門真っ子の活動は、その固定概念に一石を投じる素晴らしい取り組みだと思います。地域による教育体制の整備、これからの大きなテーマになるかもしれません。そして、子供が夢も希望も語れない社会にだけは、したくないですねぇ。不動産の仕事を通じてですけど、私も、身近なところから努力したいと思います。頑張ります!ではっ!