最近、増えてきたのが任意売却処理物件。つまり、滞った債権を損切りしてもらい、競売前に第三者へ所有権移転することです。と、一言でいうのは簡単なんですが。実は現実に処理出来て売買が成立するまでには、様々な行程をクリアしなければなりませんし、結局、債権者と債務者の条件が一致せずに競売になることもよくあることです。その殆どのケースは、債権が多様化複雑化していることで処理が進まない、競売バブルにより債権者が最初から任意売却に応じない、との理由です。

分かってほしいのは、任意物件とは、そんな中を潜り抜けて物件化してる!ってことです。しかも、大半の物件は、基本的に一般物件よりも割安になっていますし、また決済時には、延滞した住宅ローン支払い・管理費修繕積立金・固定資産税・その他滞納金を真っさらにして引渡すので。隠れた瑕疵があった場合を除けば、全く問題はありません。

ともかく、お願いしたいのは、早い段階でご相談してほしい!って事です。20年ばかり仕事をしていると、いろんなルートから依頼を受けますけど、大方が話しが縺れに縺れた段階でのケースです。そうなれば、処理にも時間がかかりますし、そうこうしている内に競売にかかってしまい手遅れになりかねません。確かに、債務者だと、言いづらいのは充分に理解しています。しかし、どこかで決着しなければ、どんどん債務が膨れあがるだけで、何ら事が先にすすみません。一歩だけ、勇気を出してほしいと思います。守秘義務は貫きますので。先ずは、ぜひ、早めにご相談下さい。私も、経験を踏まえ、出来る限りの対応をしたいと思います。頑張ります!ではっ!