昨日テレビ番組で、大学新卒の内定取り消しの実態を見ました。私が就職活動していた頃は、バブル時期の超売手市場。内定を数社もらうのは当り前の世界で、今とは全く違っていましたので。時代とはいえ、少し可哀想な気がしましたねぇ。

とはいえ、経営者側の考えも分かるんです。とりわけ、中小企業においては、人を育てる時間も余裕もないのが現実でしょうし。だからこそ、即戦力がほしい!って思うんでしょうけど。そうなれば、社会人経験のない新卒の人を雇用するよりも…。ってなるんでしょうし。ほんと、難しい問題と思います。

ただ、よくよく考えてみると。“良い人材”って何でしょう。礼儀正しい人?いっぱい資格をもっている人?それは、企業によって異なるでしょうけど。私的には、何も型にハマる必要もないと思います。番組では、社会人のマナーや飛び込み営業の研修をしていました。でも、これは、あくまでも面接に向けてのことだけ。実際、入社してからが大変なんですから。

…どうでしょう。人から見て“良い人材”という意味でなく、自分で自分に問いかけてみて“良い人材”って意味でとらえてみてはどうですかぁ。少し横柄に思われるかもしれませんけど、面接官に対して、“私を採用しないと損するよ!”ってぐらいの方が、よっぽど頼もしいと思います。何も、必要以上にペコペコすることもありませんし。堂々と胸張って。上手でなくていい、今までの生き様を瞬間に表現するだけでいいんですから。

私の大学4年間は、何ら資格をとった訳でもなく、留年ギリギリ手前で卒業した口です。しかし、その時にしか経験できなかったことがあって、それが、今でも自分の礎になっている気がしています。なので、もっと学生生活を謳歌してほしいですねぇ。その延長線上に就職もあるのでしょうから。そもそも大学は、大学であって学校ではありませんし。自分自身を“良い人材”との言葉に乗せて、ぜひ、頑張ってほしいと思います。私自身も、レアルを、もっともっと多くの人が働ける会社にして、常に喧々諤々の議論をしながら互いを高め合える集団にしたいと思ってますので。頑張ります!ではっ!