今日も、忙しく移動しながら、ラジオを聴いていると懐かしい曲が流れてきました。松任谷由実の『ノーサイド』です。最近、NHKのSONGSに出演して『卒業写真』を歌っているのを見て、何となく気にはなっていたんですけど。でも、数ある名曲の中でも、やはり、この曲が一番。

実は、この曲のモデルになった、高校ラグビー日本選手権の決勝戦天理対大分舞鶴戦をリアルタイムでテレビ観戦していたひとりなんです。同じスポーツ(剣道)をしていた高校生として、九州勢の大分舞鶴を応援していたんですけど。勝敗を決するゴールキックを外した時、グランドに崩れる大分舞鶴の選手たちの姿を感動しながら観たことを思い出します。

とりわけ、気に入っているのは、“何をゴールに決めて 何を犠牲にしたの 誰も知らず 歓声よりも長く 興奮よりも速く 走ろうとしていた あなたを”ってくだり。志を高く持ち、誰よりも、どんなに頑張っていたとしても、無情にも平等公平に鳴り響くノーサイドの笛。歌詞と曲名の真逆的な膨らみ深さ、どうすることも出来ない答えなき答えを感じます。基本的には、中島みゆき派ですけど。この曲は、良い曲ですねぇ。…車中、ひとり考えていました。