今日、少し時間があったので本屋さんに寄ったんです。すると、ビジネス棚には、不動産関係の特集をしている雑誌がいっぱいあって。見て、驚きましたねぇ。

投資物件に関しては、いかにも、サラリーマンをしながら副業で儲かる!という記事。続くのは、ねらい目の物件情報…。あっ、こういうことなんだ、と思ってしまって。確かに、本を発行するにもスポンサー必要ですから。ビジネス上、当然の流れだとは思います。

更にビックリしたのは、実住物件に関しての客付業者と元付業者を見分けて、元付業者と交渉すれば、価格交渉において大きな値引きが獲得できる!との内容。私も、物件によって、客付業者とも元付業者ともなりますし、また両付業者ともなる訳ですが、客付元付どちらになっても対応は変わりません。し、変えません。仮に、元付になって、業者さんが先に買付を入れた場合でも、当然優先して売主に交渉します。業者が手数料主義に陥り、検討しているお客様に対してフェアに動かなければ、本来の仲介業務とは程遠いものになってしまうからです。

私の付き合っている業者さんには、そんな人はいませんし、到底出来もしない値交渉をしてくる方には、場合によっては、こちらから断ることもあります。売主さんも様々な考えがあって価格を出しているのですから。不動産売買は、バナナのたたき売りではありませんので。

ただし、このような雑誌が店頭に並ぶことは、世情を反映している証拠。つくられた概念が飽和し破裂した瞬間、一転、不景気風という情報を流し。まるで、バイオハザードのアンブレラ社と感染者のよう。いづれにせよ、私は、私が感じたことを不動産の仕事を通して、社会に対してカタチにするのみ。決して、サツバツとした社会にだけにはしたくありませんねぇ。頑張ります!ではっ!