不動産を購入検討される際に『もしも、住んだ後にシロ蟻が出たらどうするんですか？』『もしも、地震がきて家が崩れたらどうするんですか？』等々の将来の不確定なことに対する不安を口にする方がいらっしゃいます。確かに。大金を出して購入する訳ですから、全て不安を解消したいと思うのは当然ですし、もしも、騙されて欠陥住宅を買ってしまったら…、なんて、頭を過ぎるものでしょうから。

そんな場面で、私が申し上げるのは『もしもが、言葉に出るうちは購入しない方がいいですし、もしもが、思うだけで言葉にならないのなら購入に前向きになった方がいいと思います。』との言葉。ただ、これは決して正解ではありません。ありませんが、全てではないにしても、決断する時に頭を整理する分かりやすい基準にはなりえる、ってことだと思っています。

…そう。これだけ情報が氾濫し、これだけ多くの不動産会社が存在する中で、意中の物件と出会うのは、決して容易ではありません。迷うのは当然です。だからこそ、自分で自分が住まいに対して何を求めているのか、実際、どんな物件を購入したいのか、どこまでの物件を購入出来るのか、生活に支障がないトータルバランスを考えつつ、しっかり基準を持って探された方がいいと思います。そうしておけば、もしもの数で自分に合う物件かそうでないのかは、ひとつの判断基準になりますので。

ともかく、私も、微力ながら、協力できるところは協力いたします。もしもの数が減っていくように。頑張ります！では！