10月も中旬に入り、年内に入居して新年を新居で迎えたいとの希望で、思いたって住宅購入を検討されている方が増えます。そこで、気にかけて欲しいのが住宅ローン。最近は、物件価格100%はもちろん、諸費用からリフォーム資金まで、全て込み込みで融資できるようになりましたし(金融機関によりますけど)、更には、未だに低金利、審査もスピーディになりましたので、今からでも、充分に年内入居は可能です。

確かに、ここだけですと、少ない資金で、希望する時期に、家賃と同じぐらいの支払いで、住まいを購入できる感覚をもってしまいます。しかし、その反面ではありませんけど。そうする代わりに、審査の内容は、以前にもまして、非常に厳しくなっています。ご存知かもしれませんけど、各金融機関は、個人情報を共有しています。つまり、…誰が、いつ、いくら借りたか、…誰が、いつ、いくら延滞したか、殆ど分かってしまうってことです(ラインでつながっていますので)。審査は、その人の資金の流れで判断される側面もある為、仮に、いくら年収があって返済比率をクリアしていても、融資承認が下りないとの事態は充分考えられることです。

何も借入れ履歴がない人は別にして。普段、テレビショッピングや大型ショッピングモールで電化製品を購入する時、ローンを組んだり、友人から頼まれて、50万円枠ぐらいのクレジットカード(使用してなくても、枠内は借入金とみなされます)をつくったりするでしょう。また、子供さんの学費を捻出する為、教育ローンを組んだりもするでしょう。住宅ローンを組む際には、そのひとつひとつが、チェックされるって事です。

従いまして、ある程度、物件を見た段階で、ぜひとも、住宅ローンの事前審査をすることをお薦めします。いったい、自分がいくら組めるのか?資金の目処をつけてから、物件を見ていくと、より具体的に話しが進みます。逆に、その目処なしに、いろいろ物件を見て廻り、気に入った物件に出会っても、事前審査が通ってなければ、物件を押さえることが出来ません。それは、仮に、その状況で進めていっても、先で、もしローンが組めない事態に陥ったら、結局、話し自体が砂上の楼閣ということになるからです。そうなれば、そもそも組めない金額の物件だったとの結論になりかねませんし、販売活動において大きなロスになることで、関わった方々に多大な損害を与えかねません。

日々刻々と移り変わる住宅ローン情勢。その最先端で、業務を進める我々業者。当然、各金融機関の条件や特徴を知り尽くした提案を求められます。出来ましたら、住宅ローンに関しては、物件を見る前に、ご相談下さい。そうしてもらえれば、我々も、なるべく的確なご提案が出来ます。宜しくお願いします。