もうすぐ、8月も終わり。正直、この一ヶ月は、いつもの月より長く感じます。何ででしょう?もしかして、この時期にお盆があることを思えば、8月とは1年の中で、もう一度、自己を見直す良い時期なのかもしれません。そこで、自己について。…考えてみました。

【自己を振り返って】

≪今まで≫
今までの人生。何故か、組織の中で、いつもリーダーになってしまう。そう求めてないのに。そうなる。中学生、大学生、社会人、そして今。もしかして、私が、本来持ち合わせたものなのかも。…ただ。みんなを自分本位にグイグイ引っ張ることで、真から付き合える人間関係が築ける反面、それを嫌がる人とは、全くと言っていい程、交われない。というか、恨まれたり、対峙してしまうこともしばしば。一時は、そんな自分に悩みもしたが、よくよく考えてみると、何にでもプラスがあればマイナスもあるもの。ある時期から、余り深刻にならず、自分の良い面を発揮すれば良いと思うようになった。

≪課題≫
ひとつは、観念を捨てること。何年も不動産業界にいるのだから!とか、40歳を過ぎた、おっさんなんだから!なんて、自分で自分の辻褄合わせをしないこと。経験が長ければ、必ず良い仕事ができる訳でもないし、歳を重ねれば、必ず立派な人格者になれる訳でもない。いくら大きく見せようとしても、本能的に見透かされる。人間、裸になれば、みんな身の丈。千の風になって、じゃないが、土を香り、木々と語り、風に身をゆだね。殆どの人とすれ違う限りある時間の中で、縁あって出会う人と、もっと意識して大切に付き合っていきたいと思う。
もうひとつは、遜ること。以前は、よくヒットラーとかジャイアンとか言われた。それは、余りにも、組織原則を優先し過ぎ、個々人の意見や考えを受け入れなかったから。時には、頭ごなしに、命令口調で。でも、冷静に考えてみると、人あっての組織、人あっての企業、人あっての会社、そして人あっての自分。限られた時間の中、物事を進める上で決断を迫られた時、あまりにも形や体裁に拘ったことで、もっとも大切なバランスを崩していた自分を反省したい。これからは、周りの人への感謝の気持ちを忘れず、横柄な自分を戒め、遜り接していきたいと思う。

≪これから≫
以前も書いたが、20代の頃、イヤイヤで仕方なくいった占い師に『40歳から、人生が変わります』と言われた。その頃は、人より早く成長したいと思っていたので、10年以上先の事に、げっそりしたのを憶えている。ただ、今41歳になり、振り返ると。…どうだろう。突っ張り突っ走った20代、混迷を極めヤドカリ状態の30代、そして始まったばかりの40代。自分自身、余り変わったとは思わないが、心にある尖った氷が少しづつ融けてきた感じはある。多分、より客観的に自分を分析できているのかも。
サッ、これから人生。社長というキグルミは置いといて、先ずは、多くの人と出会い、語り合いたい。そして、会社においては、決して不動産業に執着するのではなく、自然や人の流れに任せたい。(だからといって、他業種の事業を始めるとの意味ではない)世間が認めれば、大きくなるし人も増える。認めなければ、自然と消滅する。それでいい。大切なのは、真実を見つめ、真実に忠実に行動すること。そんな人生でありたいと素直に思うし、その為にも、常に自分にチャレンジしたいとも思う。果たして、これから、どんな将来が待っているのか。楽しみっ!

…徒然なるままに、自己を振り返って、そんなことを考える8月。本格的な繁忙期を迎える9月前、この時期に書き留めておきたいと思います。ともかく、今は、目前の仕事を誠実に正確に貫徹すること。頑張ります!