試合の日は、丁度、仕事でライブでは見れなかったのですが。結果を知って、びっくり。勢いがあるとはいえ、実力は広陵の方が上ですし、歴史を見ても、頑張ったけど、準優勝どまりってパターンは多かった気がしていたので。応援はしていても、まさか佐賀北が優勝するとは思いませんでした。しかも、逆転満塁弾まで出て、劇的な勝利。これぞ、ミラクルってことでしょう。

ところで。佐賀北って、どんな高校?と思い、近くにいる佐賀出身の人に聞いたところ、本当に地元に根ざした公立の進学校みたいですねぇ。(因みに、私の父は、佐賀県武雄出身です)しかも、野球部部員全員が佐賀出身、グランドはサッカー部と兼用、徹底された文武両道。その反面。近年は、名をあげる為に高校側が、特待制度で全国から人を集めたり、プロ並みの野球部専用グランドをもっていたり、勉強はそこそこで寮に入って野球漬けにしたり、学費が免除されたり。確かに、特に私学は学校経営も大切なことですから、仕方ないといえば仕方ないのですが。

…いろんな意見はあるにしても。今回の佐賀北の優勝で、高校教育における部活動のあり方について、一石を投じたのは事実。とりたてて有名な選手がいる訳でもなく、しかも、インタビューでは不慣れそうに答える佐賀北ナイン。彼らが、その一つの答えを教えてくれている気がします。

…そして、自己を振り返ってみると。少人数・小さな事務所で会社経営している反面、じゃんじゃんテレビCMを流し、じゃんじゃん雑誌や新聞広告を出し、全国に支店がある優秀な人材が揃った大人数の会社に対して、たまに気後れしてしまう自分自身。そんな自分にとっても、彼らが、彼らの満面の笑みが、その一つの答えを教えてくれている気がします。頑張ります!