あの日航機墜落事故から、もう22年も経つんですねぇ。墜落した翌年、苦学生だった私は、夏休みを利用して、群馬県上野村と県境に位置する長野県川上村で高原野菜のバイトにいったんです。そこで、雇い主から、事故当時の生々しい話しを聞かされたのを今でも覚えています。

真上を低空飛行して墜落していった経路を、空に指差しながら説明してくれたり。事故後、パトカーや消防車・マスコミ関係者の車で、田舎の細い道が、いきなり大渋滞になった話しをしてくれたり。…他にも、いろんな話しが。若かった当時の私にとっては、衝撃的でした。

それと、ニュースで『強い日差しの中、遺族らは汗だくになりながら歩いた。中には高齢で足が弱り、両脇を家族に抱えられながら登る姿もあった。』と書いてありましたけど。これは、あそこに行った人は分かると思います。ほんと「御巣鷹の尾根」に行くのは大変です。細い道がくねくねしていて、途中からは、舗装もされていませんし、天気も変わりやすいですし。かなりの体力が必要でしょう。

これからも、生かされるべき事故の教訓。犠牲者の冥福と空の安全を心より願います。