中古物件で所有者居住中の物件を購入するとき、殆どのケースは現状引渡しとなるので、入居に必要なのクロス・襖張替えやハウスクリーニング等々のリフォーム代は買主が負担することとなります。従いまして、不動産の仕事では、どうしてもリフォーム工事がリンクするんです。

ただ、この際の注意点。過剰なリフォーム工事はしないこと。日頃、この際だから、キッチンやバスも含めて新品にしたい！フローリングも張替えて自分なりにコーディネイトしたい！とのご相談をよく受けます。でも、そんなとき、私の頭によぎるのは、住んだ後に、よくよく考えてみると、そこまでのリフォーム工事は必要なかったと後悔される方の声…。

当然ながら、新居になると、何もかも新しくしたい気持ちは理解できます。できますが、新居になれば、リフォーム工事意外での出費が嵩むことも忘れてはならないと思います。例えば、引越し費用、新居祝いでの接客費用、エアコン・冷蔵庫・テレビ等の電化製品の購入、生活に必要な細かい備品を揃えたりで…。積み重ねると、結構な金額になります。

私が薦めているのは、一旦、考えられる全ての見積りを出しておいて、その後、絶対に必要なものか？そこまで必要でないものか？を話し合い、どんどん削っていく方法。そうすれば、意外と無駄を削れるもので、実際、100万円を30万円ぐらいに削った方もいらっしゃいました。…70万円あれば、かなりのことに使えますから。私自身、住んだ後に出来るリフォーム工事は、基本、引っ越した後、どうしても必要と思ったときに、すればいいと考えていますので。(といいつつも、余り自分の考えを押し付けてはいけませんねぇ)

物件を購入するとき。なるべく安く、いい物件を買いたい！との思いから、単に物件価格に目がいきがちですが、それは、あくまでも本体価格のみ。長期的視野にたち、リフォーム費用も含めたトータル金額を念頭に、探されることをオススメしたいと思います。私も、その為には、全力で協力したいと思ってます。頑張ります！