不動産の売却金額査定をする際に、『この場所は、バブル時代坪○万円はしたんやから!』『○年前に○万円で購入したので、○万円以上で売って!』『まだ残債が○万円はあるので、せめて残債が消えて手出しがない金額で!』等々のことを言われます。

私も、なるべく期待に応えれる金額を出したいのです。でも、そこで良い話しばかりしても、売れなければ何の意味もありませんし、もし仮に、実勢より、かけ離れた金額で掲載したとしても、これだけ情報がディスクローズされている状況では、結局、売れ残る可能性が高くなると思われます。

いろいろ動いた割りには、何ら売却は進まず、お疲れ様ってことで終われば、時間とお金と労力の無駄という結果だけが残るだけ。正直、それでは仕事になりません。だからこそ、売主さんは、自らの希望金額ばかりを主張するだけでなく、我々の提示する金額とその金額の科学的根拠に耳を傾けて欲しいのです。(気持ちは重々承知していますので)

中には、怒り出す方も、いらっしゃいます。しかし、私は、この会社をはじめた理由のひとつに、適正な不動産売買を目指すとの目標を掲げている以上、これからも、本音の話しをさせて頂きます。(期待に応えれない場合も、あるとは思いますが)そして、本来の仲介業務の立場を明確・的確にし、仕事に取り組んでいきたい!そんな思いです。これからも、宜しくお願い致します。

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