先日、ある上場会社の管理職の方と話しをしていて『最近の若い人は、すぐ辞める』と嘆いていました。上場会社といえども、社員採用には、かなりのお金と時間をかけているそうで、“永く頑張ってほしい!”との思いとは裏腹に、簡単に会社を辞めてしまう新人社員に対して、真剣に悩んでいました。

…そうですねぇ。

私も、何かと“生活のバランスが大切”なんてことを聞きますし、やたらと何の科学的根拠のない占い番組を信じる人っているでしょ。(占いは、統計学と反論されそうですけど)もしかして、これだけ世の中は、科学的に動いているにもかかわらず、実は、その中にいる人は、意外と感覚的に動いているのではないでしょうかぁ。

だから、本当は、ちょっとした気分の起伏でしかないのに、その原因を探すことで、結局、答えが見つからず落ち込んだり悩んだりして。それなのに、表向きは突っ張ってしまって、いかにも正論のように『会社の雰囲気が合わない』とか、『自分のしたい仕事ではない』とか、いった理由で辞めてしまっているような気がします。(それが、全てという訳ではありませんが)

そこにきて、頭がいい人が“再チャレンジ”“第二就職”なんて言葉をつくりだすので、みんなも、同じ気持ちなんだ!と安心してしてしまう若者が出てくるのでしょう。しかも、転職におけるステップアップなんてものは、余程、専門的は仕事や特殊な仕事でないとありえないと思うんです。私を含め、ほとんどの人はパンピーなのですから。(因みに、私は新卒の会社に10年勤めました)

といって、単に転職に反対している訳ではありません。世の中、いろんな会社があり、いろんな職場があるので、合わない場所で我慢してまで働くことはないと思います。大切なのは、多様化する価値観の中で、何に対して焦点を合わせ生きるのか!そこでの働くことの位置を明確にし、いかに具体的に行動するのか!ということなので、その軸さえぶれなければ、基本的に、何度転職しようと構わないと思います。

…そうですねぇ。

今では、サラリーマンという言葉が定着してしまうくらいの労資比率。これからは、個々の立場での更なるサバイバルレースの激化が予想されます。だからこそ、表面的な言葉に踊ることなく、自らの信念の基に生きてほしいですし、そこまで考え頑張っての結果であれば、どんな形であろうとも納得できる筈ですから。

私も、今年で40歳。二度目の成人式を迎えました。これからの私の人生…。それは、決して“再チャレンジ”ということではなく、常に“新チャレンジ”でありたい!そう思います。その意味では、今の新卒の人より若いのかもしれません(笑)。頑張ります!

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