あるテレビ番組で、100年マンションを目指せ、との内容。私も、この仕事をしているので、興味深く見ました。見ましたが、そもそも私が疑問に思うのは、既存のマンションがこれだけあるにもかかわらず、なぜ、また新しく造る必要があるのか?という点。

これから先、人口が減少するので、供給過剰になるのは必至。結局、走り続けないと息絶える宿命に、一般人を引き込んでいるだけのような気がしますし、実は、造る側も、それに気付いてるにもかかわらず、自分さえババを引かなければいいと思っているだけのような気もします。

本当に100年マンションを目指すならば、先ず、老朽化したマンション問題をどう維持するのかを解決する方が先。それは、テレビでしていた配管とかコンクリート等の構造的な問題だけではなく、デベロッパーと管理会社との癒着による、上前を撥ねただけの杜撰なマンション管理体制を是正するべきです。

100年マンション…。それは単に“つくる”のではなく、“つくりあげる”ものだと思います。これから迎える我々の未来。そこには、デジタルを進めるが故のアナログ、便利を求めるが故の不便、が待っているのかもしれません。だからこそ、マンションという住文化を真剣に考える時期に来ていると思います。

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