最近、投資用マンションへのお問い合わせが増えてきています。やはり、地価基準価格が発表されたのも影響しているのかもしれません。そこで、少し投資について触れてみたいと思います。(手の内は、余り、公開したくないのですが)

そうそも、投資する、ってことは、出したお金よりも入るお金の方が上回る、ってこと。こんな簡単なことなんですが、世の中、なかなか上手くいかないのが現実です。私の短い人生経験を振り返ってみても、過剰な儲け話しに良い話しはない、というのは本当だと思います。

何故か、よくよく考えてみると、結局、みんな同じ情報を基に、同じことを思い、同じことを考えているからなんです。よく学校のクラスで、昨日放映されたテレビ番組が、翌日には既に話題になってたり、「ここだけの話し」とのオフレコ話しが、実は、人を伝いクラス全員が知っていた、なんて経験ありません?このように、誰でも知っている情報なのに、恰も、自分だけの情報のように錯覚しがち、ってことは、結構あるんじゃないかと思います。

私の個人的意見ですが、投資のオイシイ話しには、この原理が働いているような気がするんです。だから、全国いろんな場所で開催してるにもかかわらず、あなたも成功する投資セミナー!等々に、何とか儲けようと思う参加者が殺到したりする訳です。ですが、本音、私は参加しません。本当に儲かる話しをしたとしても、みんなが知れば、いずれ儲からなくなりますし、そもそも、儲けている人は、絶対に手の内は明かさないと思うからです。

私は、今まで、身銭を使い、数多くの物件を実際に購入し、不動産投資と付き合ってきました。プロとしては、恥ずかしいことですが、失敗して大きな損をしたこともあります。しかし、だからこそ、判ることも沢山あるのかなぁ?って思うこともあります。実際、今まで仕入れた自社物件は、すべて売れ、現在は、最近仕入れた1物件だけという状況ですし、空室に関しても、HPに挙げてる3物件でしたけど、今日また1物件決まりましたので、最終的に2物件だけという状況です。(空室を無くす極意は、また時間がある時に話したいと思います)ということは、今までの経験が生きているのかもしれませんねぇ。

実は、私の投資への拘りは、“守”なんです。自分の名前じゃないですけど。例えば、野球の世界。戦力として、何が重視されるかというと、明らかに打者よりも投手。何故かといえば、試合で勝つ為には、先ず、相手に点をやらないことが大切であって、その為には、なかなか打てない凄い球を投げる投手がいれば、自然と得点される確率よりも得点する確率の方が上がってくるからです。だから、試合を何回するプロ野球のペナントレースなどは、大方、良い投手がいるチームが優勝するのだと思いますし、結局、チーム打率よりもチーム防御率の方が、重視されるんじゃないかとも思います。

つまり、守は攻であって、攻は守ではないってこと。投資の世界も全く同じ。目先のふわふわしたお金ばかりに目を向け、無理に背伸びして取りにいくのではなく、その浮いているお金に、果たして、くっきりした影があるのかどうか、更には、そのお金に対して、自分が無理なく届く範囲はどこまでか、しっかりと見極めることです。

世の中、様々な考えがあるとは思います。ただ、私は、投資というのは、儲けようとするのではなく、先ずは、損しないことに重点を置くべきだと思います。

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