新入社員の西田君。
まだまだ、お客様の前には出せないので、
今日は新人研修として福岡市内の地名を憶えてもらうことにした。
 
 
梅「福岡市の地名一覧を見て、
 
  読めない地名を書き出してみて!」
 
 
西田「ハイッ!」
 
 
と元気だけはいい。
 
 
 
―――――西田君デスクに向かい30分経過―――――
 
 
 
すると西田君、
 
走らせていたペンを止め、徐に顔を上げた。
 
そして私の方へ、
 
ゆっくりとその顔を向けた。
 
 
私は何か質問があるんだなぁ!と容易に察知できたので
 
 
梅「どうかしたねぇ。何でも質問しいよっ。」
 
 
とこちらから声をかけた。
 
 
すると、
 
 
西田「笹原(ささばる)、桧原(ひばる)、
 
   屋形原(やかたばる)って??
 
   何で原(はら)って読まないで
 
   原(ばる)って読むんですか?!」
 
 
 
 
いや――――っ、
 
良いところに気が付いた!
 
感心!感心!
 
 
 
 
梅「それはねぇ。原(ばる)って読み方は大陸から来とうとよっ。
 
  原(はら)って読み方は日本読みなんよ。
 
  そう考えると、福岡が如何に歴史的にみて大陸との繋がり
 
  が強いか分かるよねぇ。」
 
 
西田「へ――――ぇ。」
 
 
と感心する西田君。
 
その姿を見て、
 
………私は西田君の福岡人としての一般常識を試したくなった。
 
そして西田君に簡単な質問。
 
 
梅「じゃぁ、福岡の地名の由来は知っとる?」
 
 
すると、間髪入れずに、
 
 
西田「さぁ。」(何故かスマイル)
 
 
 
お前、もう少し考えて
 
「さぁ。」って言えよ!
 
 
 
と思いつつも
 
 
ちょっと、難し過ぎたかなぁ?
 
 
と反省し、その答えを導くべく質問を変えた。
 
 
梅「じゃぁ、福岡市は以前、何藩やった?」
 
 
すると、間髪入れずに、
 
 
西田「さぁ。」(再度スマイル)
 
 
 
何で「さぁ。」って
 
即答できるんっ!
 
少しは考えろよ!
 
 
 
と怒り狂う思いを押し殺し、そこはオトナオトナ。
 
今度は優しく西田君の顔を覗きながら語りかけた。
 
 
梅「西田君、黒田藩って、聞いたことない???」
 
 
すると西田君、今度は違った。
 
腕を組み、右手の親指と人差し指をあごに当て考え込んだ。
 
 
 
―――――――30秒経過―――――――
 
 
 
ハッと閃いたのだろう。
 
西田君の眼光が大きく開き輝いた。
 
一瞬、事務所は静寂と緊張の空気に包まれた。
 
そして……、
 
私は、息を呑み次の言葉を待った。
 
すると、
 
 
 
 
 
 
 
 
西田「たしか、黒田藩って
 
   お菓子ありましたよねぇ。」
 
 
 
 
もう知らんばい!
 
 
 
と爆発しながらも、微笑する私がいた。(汗だく)
 
 
 
〓〓〓〓〓不動産住宅営業ノススメ〓〓〓〓〓
ある程度の地名の由来ぐらい事前に調べるべし
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因みに福岡の由来は→ ≪こちら≫