4月もアッという間。
この1ヶ月だけでもいろんな事がありました。
福岡で不動産を業とするものとして、一番、気に掛かるのが地震によるエンドユーザー動向。
「不安」との声があれば「この時期こそ、チャンス!」との声も聞きます。
実際、成約件数が落ちたか、というとそんな事はありませんし、じゃあ、影響が無かったか、というとそんな事も無いですし…。
又、再度大きな余震が来れば状況は変わるんでしょうけど。
ただ、私たちが今してはいけない事は、目先の利益だけに惑わされ、自ら“地震の影響は無かったんだ!”とマインドをかけてしまい、事実を歪曲し又は隠しお客様に営業活動してしまう事。
やはり、仮にマンションであれば、
躯体はどうなのか?
タイルはどの部分が破損しているのか?
将来はどんな問題があるのか?
それとも全く問題なのか?
などなど…。
出来うる限りの検証は、必ずしなければならないと思います。
その結果、買わないほうがいいとの判断であれば、無理して買わなくてもいいのですから。
私は、この仕事を何年もしてきて、いつも感じるのですが、お客様は“不安半分、期待半分”だ、って事。
中には、不動産屋に騙されるんじゃないか、って、警戒される方もいらっしゃって。
そんなお客様を前に、私たちが求めていることは、単に不安を取り除く言葉だけを並べるのでは無く、現況・将来性等について客観的事実・事例等に基づき、キッパリとメリット・デメリットを説明した後、購入するのか、しないのか、判断してもらうこと、ではないでしょうか。
未曾有の地震ではありましたが、逆に、この期を切っ掛けとして福岡の不動産市場に今まで無かった倫理感が芽生え、益々福岡の街が活性化出来たら、と思います。
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