今日も長丘でオープンルーム。私は、道路で駐車場整理やお客様の誘導をしていました。すると、ひとりの男性のお客様がおもむろに
『このカンバンは味があっていいねぇ。』
と言いながら、すぐ近くの電柱に結び付けた誘導カンバンを指差しました。
私自身、お客様の意外な反応にびっくりしました。
なぜ、びっくりしたかと言うと、このカンバン、躯体はホームセンターで板と木材と金具を買ってきて自分たちで作り、文字はパソコンで打ちカラーコピーしたものを透明テープで止めただけ。決して、見た目にはとても綺麗とは言えないからです。いわゆる手作りなんです。
実は、こんなカンバンになった理由があるんです。オープンルーム準備中、カンバン屋さんに誘導カンバンの見積りを頼んだんです。がなんと、金額5万円弱。しかも何枚以上しか受付しません、とかいろんな条件付。ただでさえ広告宣伝費はすでにオーバーしているのに。私は、面玉が飛び出だしひっくり返る思いでした。これじゃ、とてもとても外注できません。
そこで、苦肉の策で考えたのが“手作り”。(誰でもそう考えますよね。)社員に言うといかにも『そんな時間ないよ。外注しとけばいいじゃない。』といいたげな表情と空気。私もみんなそう思うんじゃないかなぁ、とは考えつつも予算には換えられません。みんなとの話し合いの中で、途中様々な議論があり、伊予曲折はあったものの、何とかかんとか手作りに納得してもらいました。(納得じゃなくて説得かなぁ。)
そして、いざ作業になったのですが、最初はみんな気乗りしなかったことや(後半は観念したみたいです。)他の仕事の合間合間での作業ということもあり、結局夜遅くにやっとかっと出来上がりました。終了。私は、プロの作ったカンバンと比較にならない位劣る出来とは言え、みんなで手作りしたことへの満足感・充実感もあり、手作りにしては“まあまあ”と思いました。それよりも、なんと言っても声を大にして言いたいのは、最終的にかかった金額がなんと1万円強だった事。みんなの努力もありかなり節約できました。(パチパチ!)
そんなこんなで、いろんなこともあったのですが、オープンルーム当日電柱にカンバンをはってみると、やっぱり見栄えしないなぁ、と思っていた矢先のお客様の一声でした。やはり、なんでもお金をかければいい、というものではないんだなぁ、と思ったし、中には“味がある”と感じていただける事もあるんだ、とびっくりしたのと同時に改めて勉強になりました。
誤解していただいたら困るのですが、決してケチということではありませんので。あしからず。
話しは変わりますが、本日の長丘オープンルームには19組のお客様にご来場いただきました。本日お時間いただきまして誠にありがとうございました。来週の29日・30日も予定していますので、今週お時間が取れなかった方も、ぜひ、ご覧になって下さい。“新築の仕様で中古の価格!リバースマンション!”をひとりでも多くの人に広めていきたいと思います。