昨日、テレビで「千と千尋の神隠し」を観ました。皆さんもご覧になったでしょうか。手前の事で申し訳ございませんが、私はこう見えても、自称“映画を観るのが大好き人間”。と言っても、最近は劇場まで行けないので、話題の映画は大体ビデオでチェックしている程度なのですが。

中でもお薦めは、宮崎駿作品。多分、全部観ていると思います。宮崎駿作品の素晴らしさは、アニメの聡明さ、ストーリーの面白さ、個々のキャラクターの存在感、等など、他には見当たらない独自の世界を作り上げている点。私も何故か、作品を観終わった後、何処となく懐かしく、何処となく暖かい気持ちになれるんです。

今回の「千と千尋の神隠し」は、何度か観たのですが、改めて良さを確認しました。観る度に、受ける感覚が違うし、新しい発見がある。昨日も次のような発見がありました。(説明し難いのですが。)

例えば、小さい頃って正直、鏡の向こうに別の世界があったり、トンネルの先が異次元空間につながったり、クリスマスにサンタさんが枕元にプレゼントを届けてくれたり、という事を、本当に“ある”って信じたりするじゃないですか。

それが、大人になるに従い、いつの間にか‘これが現実’ってものに変化してしまう。イメージでいうと、ふわふわした大きな綿菓子が、気付くと小さいカステラになっていたみたいな…。そんな感覚。

そんな幼い頃の自分が、今の自分に呼びかけてくるような気がして。昆虫を捕まえて逃がす時に「もう、捕まんなよ。」と話しかけてみたり、夜9時以降は、早く寝ないとお化けが出ると母親から言われ、眠れないのに布団の中で、必死に目を閉じていたり。

そんな発見。

人間の中には、大きな綿菓子と小さなカステラが同居していて、ついつい日常の生活に追われ、忘れてしまっていると思います。大切にしたいですねぇ。

今後も宮崎駿作品を応援していますし、時間ができたら、上映中の「ハウルの動く城」を劇場で観たいと思います。

師走の総決算。仕事も万パワーで、頑張ります!

追伸:横田めぐみさんの遺骨は、やっぱり偽物でしたねぇ。どうするんでしょう。