青い風のノート
高校受験の当日の朝、新聞の一面を見てビックリ。
なんと、今から受験しようとする大学が、「スキーバス事故で20数名死亡」って記事。
デカデカと載っているじゃないですか。
すぐさまテレビをつけると、どのチャンネルもスキーバス事故報道。
驚きながらも、無事に受験を終えたのですが。。。。
結果、他の大学を落ちまして、その大学に入学する事に。

私は、大学時代を学生寮で過ごしたのですが、私が入寮した当時、まだ事故から3ヶ月しか経ってない状況。
寮全体には、何だか重苦しい空気が漂っていて。。。
後で知ったのですが、寮生の先輩が事故で5名亡くなったとの事。
かなりのショックだったのでしょう。
先輩たちは一様に事故の話しはしませんでしたし、私たち後輩も聞いてはいけない様な雰囲気を自然と察知していていました。

そんな中、事故から数ヵ月後にある本が店頭に並びました。
本の題名は『青い風のノート』
この本は、スキーバスで亡くなられた女子大生の日記を、本にまとめたものでした。

私は、すぐさま購入し、その本をよんでみると、日記だからでしょうか。
言葉のひとつひとつが。。。
文章のひとつひとつが。。。

“生きてる”んです。

読んでいると、この本人がすぐそばにいるような気がして。
高校の部活、恋愛相談、大学受験、大学でのサークル活動など。。。
飾らない言葉で赤裸々と語ってくるのです。
「私、一生懸命生きてるよっ!」って訴えてくるのです。

日記は、ほぼ毎日欠かさず、記してました。
そして、その日記は、悲しくも事故の前日で終わってました。

当時、私は18歳。
今まで親の脛をかじり生きてきた自分。
そんな自分に、この本は、大きな感動と大きな生きるパワーを与えてくれました。
更には、どうせ限りある人生、「せっかく生きるなら、積極的に前向きに生きよう!」って思うようになりました。

あれから、もう20年以上の月日が経ちました。
今は、大学校内にスキーバス事故の慰霊碑が立っています。

私は、今でも時々この本を開いて元気と勇気を貰っています。
『青い風のノート』
人生の中で大切な一冊です。